本当にお得なのか!?ふるさと納税を徹底検証
2008年4月の地方税法の改正に伴い始まったこの「ふるさと納税制度」。
いまでは誰もが一度は聞いたことがある名称だと思いますが、
「寄付も出来て自分も得する」 お得な制度だということは知っていても、
どのように得なのか、
どのように利用したら良いのか、
良くわかっていない方も多いんじゃないでしょうか。
そんな中で、
楽天でもふるさと納税の制度を手軽に利用できるようになったり、
ふるさと納税の専門サイトができたり、
利用しやすくなったのは確かですが、
お得感ばかりが先行して
「本当に手放しでお得な制度なのか」 ということはあまり議論されていないようです。
そこで今回は、
ふるさと納税についてのお得な面だけではなく、 注意点についてもクローズアップしてみたいと思います。
なので、
ふるさと納税の詳しい制度については他のサイトを見ていただいた方がわかりやすいと思いますので、
ここではなるべく端的にご説明したいと思いますのでご了承ください。
①自治体→寄付金により地方の公共事業拡充 ②地元企業→活性化 ③個人(寄付者)→寄付に応じたお礼の品と住民税の控除 というwinのトライアングルにより、
誰も損しない・得することしかない制度として、
ネットやメディアの力もあって一気に広がりました。
特に③寄付に応じたお礼の品と住民税の控除ということで、
2008年の制度開始から5年間で約4倍の利用者増となっているようです。
さらに、
2015年の4月からは、
・個人住民税の控除額の上限が概ね2割に引き上げ(以前は1割) ・年間に5自治体までの寄附であれば、給与所得者は「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を使うことで確定申告不要(今までは給与所得者も確定申告をしなければ控除されなかった) という追い風もあってさらに人気に拍車がかかっているようです。
・住民税の2割程度を上限に、 ・地方に寄付をすればその金額毎に決まったお礼の品がもらえて、 ・寄付した金額-2,000円が翌年の住民税額から引かれる(控除される)、 ということ。
たとえば、
年収500万円の方(妻は専業主婦、子ナシ)の場合、ふるさと納税の限度額は59,000円。
ということは、
50,000円納税すれば2,000円を引いた48,000円が翌年の住民税額から引かれ(控除され)、
しかも寄付した自治体からその金額毎に決まったお礼の品を選んでもらうことができるということなんです。
詳しい条件や納付の方法、
お礼の品の選び方は
↓を参考にしてください↓
★ふるさと納税とは★
まぁ、
そこだけ聞くといいことずくめの「ふるさと納税」。
果たしてそうなのでしょうか。
今までの「寄付」という考え方を覆す斬新なアイデアでしょう。
①応援したい地域・用途に寄付することができる。 →「ふるさと」っていう名称だけに自分のふるさとに寄付するものだと思いがちですが必ずしもそうする必要はありません。
しかも地域によっては使い道(スポーツ施設や医療など)を選択できるところもあるのでまさに応援しているという実感があります。
②翌年の住民税の控除がある 概ね住民税の2割程度が上限とはなりますが、
寄付した金額-2000円が翌年の住民税額から引かれる(控除される)のです。
言いかえると、
強制的に徴収される住民税の一部を、
自分が応援したい地域・用途に指定出来るということ。
③お礼の品をもらえる 寄付をした地域の名産品を見返りとしてもらうことができるのです。
これが最大の魅力といえますよね。
中には期間限定品もあったりとお得な品も数多くあります。
デメリットというか、
注意点がいくつかあります。
①制度の利用方法が少々煩雑・わかりにくい 自治体に寄付をした金額が住民税の一部から引かれる(控除される)ということから、
その手続きがちょっと分かりにくいということでこの制度の利用をためらう方も多いのではないでしょうか。
確定申告をする必要がない給与所得者なら「ふるさと納税ワンストップ特例制度」は本当に便利ですが、
それ以外の方は今までと同じように確定申告が必要なのですよね。
そんなわけでちょっとした落とし穴が以下の通り。
・住民税の約2割が上限→年収の浮き沈みが激しい方には予測しづらい。
・申請が必須→「ふるさと納税ワンストップ特例制度」にしても確定申告にしても申請を怠るとアウト。
・寄付の名義人の確認→あくまで寄付した人の住民税が控除されます。たとえばご主人が住民税の納付者で、奥様・お子様の名前で寄付をすると控除されませんのでご注意ください。
②お礼の品の回数制限 寄付した回数だけ年何度でもお礼の品をもらえる場合もあれば、
1回だけというところもあります。
※「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を利用するには年5回の自治体が制限です。
③寄付した金額分相当分のお礼の品というわけではない 確かによく考えればそうなんでしょうけど、
寄付した分のお礼の品っていうメリットばかり強調されすぎてるので意外と勘違いされている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
例えば、
10,000円寄付したとして、
何円相当分のお礼の品がもらえると思いますか?
寄付した分の10,000円と同額の品?
半分の5,000円?
それとも2,000円?
自治体や品によって変わりますが、
大体2割~3割程度だと思っておいた方がよさそうです。
下のようにわかりやすく価格が大体決まっているの例を出してみましょう。
750mlの天吹というお酒とおちょこが2個付きセットが10,000円の寄付でお礼の品としてもらえます。
しかし、
普通に天吹750mlを買うと1,620円。
おちょこ2個は付いていないので単純比較はできませんが、
それでも多分10,000円もしないと思います。
まぁ天吹だけが目当ての方なら敢えておちょこ2個は不要ですよね。
勘の良いあなたならお気づきかもしれませんが、
この品を選んだ場合、
2,000円は住民税の控除対象にならないんですよね。
ということは10,000円寄付して2,000円に満たない品をお礼としてもらったところで、 損だということになりますよね。
まぁ寄付という形なので「損」っていう発想自体間違ってるんでしょうけどね。
でも、
これだけお得感だけが先行しているので、
手放しでお得というわけではなく、
あくまで単純に寄付というだけではなくお礼の品ももらえるという気持ちでこのふるさと納税を利用した方が良いのではないかと思います。
もちろん、
今回ご紹介した品は一部で、
中には「ちょっとした寄付でこんなにいいものがもらえるの?」っていう、
太っ腹な自治体もあることは事実。
だけど、
それだけで選ぶのは、
ちょっと違うんじゃないかなって思うわけです。
また寄付とお礼の品選びがスムーズにできるサイトをご紹介します。
・楽天ふるさと納税
楽天市場でふるさと納税制度を利用することができます。
楽天市場で買い物をするのと同じ感覚で寄付→お礼の品選択ができるので、
とっても便利。
楽天ポイントもたまるので一石二鳥でお勧めです。
・ふるさとチョイス
とても見やすいサイトで、
お礼の品だけではなく寄付したい地域や用途別に選択することも可能。
ふるさと納税の仕組みや注意点なんかも丁寧に説明されています。
以上、
いかがでしたでしょうか。
私的にはこの制度はどんどん使ってほしいと思っています。
地域の活性化にもなりますし、
税金の消極的な利用ではなく積極的な利用を促進することにもなりますので、
もっともっと制度が進化していけばよいと思っています。
住民税の2割とは言わず、
半額、
いや全額が納税者の意思で希望の地域・用途を選ぶことができるのが理想ですよね。
以上、
川村でした。
↓もお得情報たくさんありますよ
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いまでは誰もが一度は聞いたことがある名称だと思いますが、
「寄付も出来て自分も得する」 お得な制度だということは知っていても、
どのように得なのか、
どのように利用したら良いのか、
良くわかっていない方も多いんじゃないでしょうか。
そんな中で、
楽天でもふるさと納税の制度を手軽に利用できるようになったり、
ふるさと納税の専門サイトができたり、
利用しやすくなったのは確かですが、
お得感ばかりが先行して
「本当に手放しでお得な制度なのか」 ということはあまり議論されていないようです。
そこで今回は、
ふるさと納税についてのお得な面だけではなく、 注意点についてもクローズアップしてみたいと思います。
なので、
ふるさと納税の詳しい制度については他のサイトを見ていただいた方がわかりやすいと思いますので、
ここではなるべく端的にご説明したいと思いますのでご了承ください。
★ふるさと納税人気の訳
数年前から、①自治体→寄付金により地方の公共事業拡充 ②地元企業→活性化 ③個人(寄付者)→寄付に応じたお礼の品と住民税の控除 というwinのトライアングルにより、
誰も損しない・得することしかない制度として、
ネットやメディアの力もあって一気に広がりました。
特に③寄付に応じたお礼の品と住民税の控除ということで、
2008年の制度開始から5年間で約4倍の利用者増となっているようです。
さらに、
2015年の4月からは、
・個人住民税の控除額の上限が概ね2割に引き上げ(以前は1割) ・年間に5自治体までの寄附であれば、給与所得者は「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を使うことで確定申告不要(今までは給与所得者も確定申告をしなければ控除されなかった) という追い風もあってさらに人気に拍車がかかっているようです。
★ふるさと納税とは
簡単に言うと、・住民税の2割程度を上限に、 ・地方に寄付をすればその金額毎に決まったお礼の品がもらえて、 ・寄付した金額-2,000円が翌年の住民税額から引かれる(控除される)、 ということ。
たとえば、
年収500万円の方(妻は専業主婦、子ナシ)の場合、ふるさと納税の限度額は59,000円。
ということは、
50,000円納税すれば2,000円を引いた48,000円が翌年の住民税額から引かれ(控除され)、
しかも寄付した自治体からその金額毎に決まったお礼の品を選んでもらうことができるということなんです。
詳しい条件や納付の方法、
お礼の品の選び方は
↓を参考にしてください↓
★ふるさと納税とは★
まぁ、
そこだけ聞くといいことずくめの「ふるさと納税」。
果たしてそうなのでしょうか。
★ふるさと納税のメリット
何といっても寄付をしながらお礼の品をもらえるというのが最大のメリット。今までの「寄付」という考え方を覆す斬新なアイデアでしょう。
①応援したい地域・用途に寄付することができる。 →「ふるさと」っていう名称だけに自分のふるさとに寄付するものだと思いがちですが必ずしもそうする必要はありません。
しかも地域によっては使い道(スポーツ施設や医療など)を選択できるところもあるのでまさに応援しているという実感があります。
②翌年の住民税の控除がある 概ね住民税の2割程度が上限とはなりますが、
寄付した金額-2000円が翌年の住民税額から引かれる(控除される)のです。
言いかえると、
強制的に徴収される住民税の一部を、
自分が応援したい地域・用途に指定出来るということ。
③お礼の品をもらえる 寄付をした地域の名産品を見返りとしてもらうことができるのです。
これが最大の魅力といえますよね。
中には期間限定品もあったりとお得な品も数多くあります。
★ふるさと納税のデメリット(注意点)
そんないいことばかりが目につくふるさと納税制度ですが、デメリットというか、
注意点がいくつかあります。
①制度の利用方法が少々煩雑・わかりにくい 自治体に寄付をした金額が住民税の一部から引かれる(控除される)ということから、
その手続きがちょっと分かりにくいということでこの制度の利用をためらう方も多いのではないでしょうか。
確定申告をする必要がない給与所得者なら「ふるさと納税ワンストップ特例制度」は本当に便利ですが、
それ以外の方は今までと同じように確定申告が必要なのですよね。
そんなわけでちょっとした落とし穴が以下の通り。
・住民税の約2割が上限→年収の浮き沈みが激しい方には予測しづらい。
・申請が必須→「ふるさと納税ワンストップ特例制度」にしても確定申告にしても申請を怠るとアウト。
・寄付の名義人の確認→あくまで寄付した人の住民税が控除されます。たとえばご主人が住民税の納付者で、奥様・お子様の名前で寄付をすると控除されませんのでご注意ください。
②お礼の品の回数制限 寄付した回数だけ年何度でもお礼の品をもらえる場合もあれば、
1回だけというところもあります。
※「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を利用するには年5回の自治体が制限です。
③寄付した金額分相当分のお礼の品というわけではない 確かによく考えればそうなんでしょうけど、
寄付した分のお礼の品っていうメリットばかり強調されすぎてるので意外と勘違いされている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
例えば、
10,000円寄付したとして、
何円相当分のお礼の品がもらえると思いますか?
寄付した分の10,000円と同額の品?
半分の5,000円?
それとも2,000円?
自治体や品によって変わりますが、
大体2割~3割程度だと思っておいた方がよさそうです。
下のようにわかりやすく価格が大体決まっているの例を出してみましょう。
750mlの天吹というお酒とおちょこが2個付きセットが10,000円の寄付でお礼の品としてもらえます。
しかし、
普通に天吹750mlを買うと1,620円。
おちょこ2個は付いていないので単純比較はできませんが、
それでも多分10,000円もしないと思います。
まぁ天吹だけが目当ての方なら敢えておちょこ2個は不要ですよね。
勘の良いあなたならお気づきかもしれませんが、
この品を選んだ場合、
2,000円は住民税の控除対象にならないんですよね。
ということは10,000円寄付して2,000円に満たない品をお礼としてもらったところで、 損だということになりますよね。
まぁ寄付という形なので「損」っていう発想自体間違ってるんでしょうけどね。
でも、
これだけお得感だけが先行しているので、
手放しでお得というわけではなく、
あくまで単純に寄付というだけではなくお礼の品ももらえるという気持ちでこのふるさと納税を利用した方が良いのではないかと思います。
もちろん、
今回ご紹介した品は一部で、
中には「ちょっとした寄付でこんなにいいものがもらえるの?」っていう、
太っ腹な自治体もあることは事実。
だけど、
それだけで選ぶのは、
ちょっと違うんじゃないかなって思うわけです。
★ふるさと納税を手軽に利用できるお勧めサイト
なるべくストレスなく、また寄付とお礼の品選びがスムーズにできるサイトをご紹介します。
・楽天ふるさと納税
楽天市場でふるさと納税制度を利用することができます。
楽天市場で買い物をするのと同じ感覚で寄付→お礼の品選択ができるので、
とっても便利。
楽天ポイントもたまるので一石二鳥でお勧めです。
・ふるさとチョイス
とても見やすいサイトで、
お礼の品だけではなく寄付したい地域や用途別に選択することも可能。
ふるさと納税の仕組みや注意点なんかも丁寧に説明されています。
以上、
いかがでしたでしょうか。
私的にはこの制度はどんどん使ってほしいと思っています。
地域の活性化にもなりますし、
税金の消極的な利用ではなく積極的な利用を促進することにもなりますので、
もっともっと制度が進化していけばよいと思っています。
住民税の2割とは言わず、
半額、
いや全額が納税者の意思で希望の地域・用途を選ぶことができるのが理想ですよね。
以上、
川村でした。
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