緊急事態宣言は関東では延長されていますが、
今私が住んでいる関西方面は2月末で解除・・・といっても時短営業は引き続き継続していますが、
少しは自由になったような気がして街の人出は増えています。

私も友人と会うのは控えていたのですが、
忘年会も新年会もしていなかったので「緊急事態宣言が解除になったらみんなで会おう」と言っていたので、
3月に入ってすぐにみんなに合わせて友人宅に行くことにしました。

久しぶりの宅飲み。

もちろん、
マスクや消毒は必須で、
対策はきっちりと行うのはマナー。

これは新しい生活様式の一つといったところでしょうか。

で、
各自それぞれお酒を持参するというのも私たちの宅飲みの暗黙の了解で、
私は熱燗にも合うと聞いていた「黒松 白鹿 山田錦」を購入し持参しました。


昼間はジャケットもいらないほど暖かくなったのですが、
夜は急に冷えるのでコートがいるくらいですから、
熱燗にも冷にも行ける酒を探していたのでちょうどよかったと思いました。

4合で税込み1061円。


他の地酒に比べると安い方じゃないですか？

この価格で本当に燗でも冷でもいける酒となると、
大発見じゃないですか？
しかも山田錦の特別本醸造。

失敗を覚悟で買ってみましたが、
ちょっと不安もあったので一升瓶は避けることにしました。

 

まずは冷で・・・

そのままグラスに注いで冷で飲んでみます。

香りは華やかだけど癖がない芳醇な良い香り。

口に含んでみると、
口当たりも柔らかで芳醇さは香りと同じ。

だけど、
後に残る日本酒独特の苦み、というか雑味。
喉にいつまでも残るねばねばとした雑味が気になりました。

「冷ではあまり飲みたくないな」という印象でした。

 

今度は燗で・・・

ぬる燗から試してみましたが、
結果は冷と同じ。

初めの口当たりはすごく良いのに、
後に残る雑味が非常に不快。

熱燗まで温度を上げてもそれを消すことはできず、
冷～熱燗まで味の変化は楽しめず、
同じく後に残る雑味も消えることはありませんでした。

これは私だけではなく、
この日の宅飲みに参加したメンバーみんなが同じ感想で、
最後まで残ってしまったお酒がこれでした。

 

総評

総評としては、
初めの口当たりはすごく良いが後味が最悪。
冷～熱燗の味の変化は楽しめず、よく言えば安定した味。

好みがあると思いますので、
これはあくまで私とその仲間たちの感想であることは付け加えておきます。

価格もリーズナブルなのも良いと思います。

でも、
私の率直な感想は、
どうせ買うのなら、
あと数百円プラスして、
私が以前ご紹介した熱燗に合う日本酒ランキングのお酒を買う事をお勧めします。

以上、
川村でした。