熱燗に合う日本酒ランキング
早くもクリスマスの曲が流れ始めると、冬になったナァと実感するとともに体感温度も何となく寒くなってきたような、そんな気がする11月下旬です。
冬になると熱燗が恋しくなる季節・・・
ホットにして飲むお酒でメジャーなものってウィスキーと日本酒くらいで、
「ホットワイン」なんて言うのも一時期宣伝されていましたがこちらはあまり浸透しなかったようです。
ホットで飲むなら日本酒の熱燗!
日本人はその文化が根強いんでしょうね。
でも、熱燗にあう日本酒を選ぶのって意外と難しくて、
お冷なら美味しいけど熱燗にしたら味が台なしになってしまう日本酒も多いので、
ここは失敗なく選びたいところですよね。
実は高級な日本酒のほうが熱燗には適していなくて、
安酒が熱燗に適している、
っていうのも良く言われますが安ければいいってわけではないので、
後半では私がリサーチした熱燗にあう日本酒ランキングをご紹介したいと思いますが、
その前にお得に熱燗にあう日本酒をネットで購入するための予備知識をお伝えしますのでもうしばらくお付き合いくださいね。
また、一番最後には期間限定で熱燗に合う日本酒を手に入れるチャンスが!?お得な情報もありますよ。
今回ちょっとわかりやすくインデックスを付けておきます。
■なぜ熱燗とお冷に合うお酒が違うのか?
■熱燗に合う日本酒の選び方
■燗の種類
■熱燗に合う日本酒ランキング
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なぜ熱燗とお冷に合うお酒が違うのか?
日本酒のランクというか、精米歩合によって日本酒の味は大きく左右されます。
精米、つまりお米の外側を削れば削るほど香りが高くてフルーティな味わい、
さらに甘みが少なくなってくるんです。
これを辛口・淡麗といって吟醸・大吟醸というレッテルが張られます。
逆にお米の精米をあまりせずに(といっても30%以上は削っています)、
米麹と水と醸造アルコールを加えてうまみを出した日本酒はお米の味を残していて、
甘口・旨口といわれ、
本醸造酒というレッテルが張られます。
辛口の吟醸酒・大吟醸というお酒は香りとフルーティな味が特徴なため、
温めるとその香りと味が逆効果を生み出し、
鼻にツンとした刺激を残してフルーティな味わいも損なわれるため、
冷たく冷やした方が適しています。
甘口・旨口の本醸造酒はお米の味が残っていて、
甘さを感じるため冷たいまま飲むとお米の味と甘みが口の中に残ります。
でも、温めるとそのお米の味が程良く香り甘みが口当たりをまろやかにします。
人間は暖かい物の方が旨みや甘みを感じやすいもの。
だから甘口・旨口のお酒は温めたほうが美味しく感じるもの。
それ以外にも、
乳酸菌の酸味が残ったものも温めると味をまとめる役割を果たし、
美味しさが増すといった効果もあります。(生酛・山廃など)
まぁ、
これは飲んでみないとわからないところではあるので、
両方試してみるのもよいですが、
一般的には
冷は辛口の吟醸酒・大吟醸 熱燗には甘口・旨口の本醸造酒 が適しているといわれています。
熱燗に合う日本酒の選び方
熱燗に適したお酒は「燗上がりするお酒」といいますが、先ほどの本醸造酒系が適している事はわかりました。
その中でも選ぶポイントとしては
・「甘口」「旨口」と書かれている日本酒。
・「生酛(きもと)」「山廃」という自然の酵母を使った酸味が強いがまろやかなお酒、
・「古酒」という最低1年寝かした日本酒が味がまろやかになるため適しています。
・数値で見るなら、
・ アミノ酸度 : 1.1~1.2 ・ 酸 度 : 1.4~1.6 という客観的な数字もあるみたいです。
本醸造酒系のお酒は基本安いのであまり高価なものはありません。
(安くても美味しくお酒を飲むための知恵が熱燗?)
ただ「山廃」や「生酛(きもと)」は燗にすることで成分中の乳酸がうまみを引き出し最高の燗を演出してくれますがひと手間ふた手間かけている分少し値が張るものもあります。
ところで、
何度か出てきた「生酛(きもと)」「山廃」という言葉ですが、
これは日本酒を発酵させるときに必要な乳酸菌を、酒蔵の中の空気中などに生息する自然のものを利用して時間をじっくりかけて作り上げる手法が「生酛(きもと)」造り、
「生酛(きもと)」造りに行う「山卸し」という乳酸を練り込む作業を廃止した近代的な手法を「山廃」造り、
手っ取り早く既成の乳酸菌を投入して発酵させる手法を「速醸酛(そくじょうもと)」といいます。
当然自然に乳酸菌を発生させた方が重厚感のある味の深みが出てくるためおいしいです。
※「山廃」について詳しくは山廃仕込みの日本酒人気のおすすめランキング、
※「生酛(きもと)」については生酛(きもと)造りの日本酒おすすめ人気TOP3をご参照ください
燗の種類
知っている方も多いかもしれませんが、・30℃~35℃:日向燗
・35℃~40℃:人肌燗
・40℃~45℃:ぬる燗
・45℃~50℃:上燗
・50℃~55℃:熱燗
・55℃~:飛びきり燗
こんな感じで6段階に呼び方が変わってきます。
熱燗とみなさんが呼ぶ燗は45℃~50℃のようですね。
でも、実際燗を飲むとしたら人肌燗、ぬる燗にした方が美味しいと思います。
さてうんちくたっぷり予備知識を入れたうえで、
お待たせいたしました。
熱燗に合う日本酒をネットショッピングでお得に購入できる最安値ショップ、
ご紹介します!
熱燗に合う日本酒ランキング
■1位:大七 純米生酛(きもと)
純米(醸造アルコールを使わずに)生酛(自然の乳酸を使った)の日本酒。
精米歩合は69%ですが、
精米方法に特徴があって「超扁平精米」という方法で、
簡単に言うと平たくお米を削ることで雑見成分を極限まで除去する技術ということです。
このお酒は燗上がりする日本酒として様々な賞を獲得している通り、
このお酒の持っているコク・旨み・熟成した酸味が熱燗にすると見事にまとまります。
詳しくは燗上がりする日本酒~大七 純米生酛(きもと)~口コミ・レビューをご参照ください。
■2位: 神亀【しんかめ】 純米酒
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優しい味わいの五百万石のお米を使った純米酒。
辛口ですが燗にすると熟成された飲みごたえのあるコクが引き立ち、
口の中がポワッと膨らむような感覚と、
身体全体をリラックスさせる不思議な力を持っています。
3位:龍力 特別純米 生もと仕込み
山田錦にこだわった酒造りで知られています。
昔からの製法「生酛(きもと)仕込み」ですが、
後味はさらっとして飲みやすいです。
ただ、
口に含んだ時のふっくらとした広がる風味は生酛仕込みならでは。
熱燗にすれば、
その旨みが見事に柔らかく調和されて、
いつまでも口に含んでいたくなるような美味しさですよ。
■4位: 宗玄 純米無垢
宗玄は数種類ありますが中でも「宗玄 純米無垢」が燗に最高です。
酸味と旨みがしっかり残った味わいは燗にした瞬間しっかりまとまります。
冷でも美味しいが、燗にするとこの味は納得すると思います。
■秋限定: 刈穂 純米吟醸 ひやおろし
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春に絞られたお酒を加熱処理をした後ひと夏じっくり熟成させたお酒のことです。
これを燗にした時の香りと味わいが何とも豊かで、
いつまでも口の中で転がしたくなる味なわけです。
燗向きのお酒ですが手間がかかっている分少々値がはずみます。
しかも秋限定なので番外編としてご紹介します。
■番外編:大古酒 枯山水
熱燗の選び方のセオリーからは外れますが、
大吟醸を3年寝かした大古酒。
2年の歳月でまろやかになった味わいは酸味と甘みは強くないものの、
しっかりとした旨みが出ているのが特徴で、
燗にすることで醸造酒とは違い、あっさりとした味わいなのに優しい口当たりが何とも不思議です。
いかがだったでしょうか。
冬は寒くなりますが熱燗にするという文化は他国にない、
四季折々をもつ日本の文化と知恵です。
日本酒を飲んで悪酔いした経験、
美味しくなかった経験がある方は飲み方を間違えている可能性もあります。
熱燗は悪酔いしにくく身体にも良いという話もありますので、
一度見直してみてはいかがでしょうか。
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※2020年1月3日加筆・修正