素材が勝負のおいしい純米酒!独断と偏見のおすすめ3銘柄
先週の土日の大雪のせいで、
急きょ取りやめになった出張が翌週に変更になり、
そんなこんなで年始からバタバタしている中、
友人から新年会の誘い。
「新春」、
という言葉には似つかわしくない寒さに違和感を覚えながら、
どちらにしても先週末はやることもなくなったため、
招かれた友人宅での新年会に快諾。
そして、
先週土曜日にゆったりと昼から、雪の残る足元に気を付けながら友人宅に集合。
いつもの通り、
料理はその友人宅で準備してくれるということなので、
お酒は自分たちで持ち寄り。
ということで、
私は昨年末にお取り寄せした純米酒を持っていくことにしました。
純米酒というと、
「上級者向け」という私の勝手なイメージがあるのですが、
お酒好きの人間ばかりの集まりなので、
そこは全く問題ないと思い純米酒を選んだというわけ。
ところが、
その中で一人、
純米酒があまり好きではないというメンバーが。
香り高い大吟醸酒や醸造酒のすっきりした飲み口の日本酒が好みだという彼は、
濃厚なお米の味わいとどっしりとしたコクの刺激が強すぎるのだという。
確かに日本酒の中でも純米酒は濃厚なお米の味わいとどっしりとしたコクが特徴ではあるのですが、
刺激が強すぎるという程毛嫌いするようなものではないと思い、
今回私が持ち寄った純米酒を飲ませてみたところ、
濃厚な味わいの中にも嫌味のないコクと香りを気に入ってもらったようで、
その日は彼が一番その純米酒を気に入って飲んでいたようでした。
つまり、
「純米酒」といえば、
醸造アルコールが添加されていない分、
素材や醸造技術がダイレクトに反映される種類の日本酒。
「純米酒」だからおいしい日本酒もあれば、 「純米酒」という売りだけでまずい純米酒もあります。
おそらく先ほどの彼は、
後者のまずい純米酒を飲んでしまって変な先入観を持ってしまったようです。
そこで今回は、
純米酒の中でも、
おすすめの純米酒を3銘柄ご紹介させていただきたいと思います。
もちろん、
おすすめといいながら、
入手困難な純米酒では意味がないので、
当サイトならでは、
ネット通販お取り寄せ可能なお酒をご紹介させていただきたいと思いますので、
皆さん最後まで楽しんでご覧になってくださいね!
生酒や原酒など、
日本酒は歴史が長いお酒なだけに、
製法の違いや貯蔵方法によって名称が違ってくるのでわかりにくい、
というのが若者が日本酒になじみにくい一つの理由というのもよくわかります。
名称ごとの定義や特徴については、
また別の機会にご説明させていただきたいと思いますが、
今回は純米酒の定義と特徴について簡単にご説明させていただきたいと思います。
製法の違いや貯蔵方法による名称の違いの前の大前提に、
純米酒かそうでないか(本醸造酒と銘打っている場合もある)という大カテゴリーで分かれます。
何が違うかというと、
純米酒は醸造アルコールが添加されていない(原料は白米・米こうじ・水のみ)、
それ以外は醸造アルコールが添加されている(原料は白米・米こうじ・水と醸造アルコール)、
という違い。
例えば、
名称に「吟醸酒」「大吟醸酒」との記載だけなら醸造アルコールが添加されている、
「純米吟醸」「純米大吟醸」というように「純米」と記載があれば醸造アルコールが添加されておらず、
原料は白米・米こうじ・水のみの純米酒ということになります。
ちょっとわかりずらいのは、
純米酒は純米酒でも「特別純米」というような「特別」の文字がついている場合。
精米歩合60%以下という制約と純米酒の中でも特に香りと色味を強くした純米酒という意味ですが、
精米歩合60%以下という制約以外は特にこれといった決まりがあるわけではないのが現状。
あまり消費者は気にする必要はないのかもしれません。
人間「特別」という二文字に弱いですからね、
その心理を利用しているだけかもしれませんので、
特別純米酒だから「特別」旨いというわけではないということは断っておきます。
純米酒とは醸造アルコールを使用していない、
白米・米こうじ・水のみを原料とした日本酒だということをご説明しました。
では逆に、
純米酒以外に使用される醸造アルコールにはどのような役割があるのでしょうか。
詳しくは、
絶対おすすめ本醸造酒ランキングをご参照いただきたいのですが、
ごく簡単に言うと、
酒質を安定させ後味すっきりの淡麗辛口にする為、
と今は理解しておいても良いです。
「今は」と書いたのは、
昔は醸造アルコールを添加する理由として、
お酒の量を水増しするために安価な醸造アルコールを使用していたということがありました。
そのことから一度は敬遠されていた醸造アルコールですが、
今は醸造アルコールを添加することでかえって飲みやすいお酒に仕上がり、 酒質も安定しやすいということで使用されています。
裏を返せば、
純米酒は濃厚なお米の香りとコクのある味わいと、
甘みさえ感じる旨みが濃縮していますし、
白米・米こうじ・水のみで勝負するわけですから素材の良さと杜氏の腕が試されるお酒だということになります。
だから、
おいしい純米酒はおいしいし、
純米酒とはいってもおいしくないものはおいしくないということなのです。
とはいえ、
これだけ日本全国にたくさんの純米酒がある中で、
本当においしい日本酒を探し出すのは至難の業。
そこで今回は、
独断と偏見ではありますが私がえりすぐりの純米酒を3銘柄ご紹介させていただきたいと思います。
もちろん、
ネット通販でお取り寄せ可能な純米酒のみをご紹介いたしますので、
皆さん最後まで楽しんでご覧になってくださいね!
口の中で膨らむような豊かなお米の香りと舌に溶けていくような柔らなコクは純米酒ならでは。
冷でももちろん楽しめますが、
燗にすると格段に旨みが増します。
「生もと」という製法にについては、
生酛(きもと)造りの日本酒
また、大七 純米生もとについては、
燗上がりする日本酒~大七 純米生酛(きもと)~口コミ・レビューもご参照ください。
青森県産酒造好適米「華吹雪」を使用した、
青森の銘酒で、「純米酒といえばコレ」というファンも多いです。
その理由は辛口ですっきりなのにコク深く、
余韻をいつまでも楽しみたくなる、
お酒好きにはたまらない純米酒だからです。
詳しくは田酒 特別純米の口コミ・レビューをご参照ください。
陸奥八仙は青森八戸酒造の銘柄の一つ。
陸奥八仙の中でも「特別純米 赤ラベル 火入れ」が一番のおすすめ。
比較的安価な価格帯ですが、
味わいは吟醸酒並みのフルーティな味わいと豊かなお酒の味わいが濃厚で、
芳醇甘口に属します。
だけど、
その後の炭酸のようなさわやかな酸が、
全体としてキレのある、
癖のない味わいを演出してくれますので、
初心者の方にもおすすめしたい銘柄です。
詳しくは、
陸奥八仙 特別純米 赤ラベル 火入れ 口コミレビューをご参照ください。
以上、
いかがでしたでしょうか。
純米酒ファンの方にとっては、
「もっとおいしい純米酒はあるぞ」とのお声もありそうですが、
断腸の思いで3銘柄を選ばせていただいたことをご了承ください。
また、
オススメの銘柄がございましたら、
私の舌で一度試して、
口コミレビューとして報告させていただきたいと思いますので、
忌憚なきご意見もお待ちしております。
以上、
川村でした。
急きょ取りやめになった出張が翌週に変更になり、
そんなこんなで年始からバタバタしている中、
友人から新年会の誘い。
「新春」、
という言葉には似つかわしくない寒さに違和感を覚えながら、
どちらにしても先週末はやることもなくなったため、
招かれた友人宅での新年会に快諾。
そして、
先週土曜日にゆったりと昼から、雪の残る足元に気を付けながら友人宅に集合。
いつもの通り、
料理はその友人宅で準備してくれるということなので、
お酒は自分たちで持ち寄り。
ということで、
私は昨年末にお取り寄せした純米酒を持っていくことにしました。
純米酒というと、
「上級者向け」という私の勝手なイメージがあるのですが、
お酒好きの人間ばかりの集まりなので、
そこは全く問題ないと思い純米酒を選んだというわけ。
ところが、
その中で一人、
純米酒があまり好きではないというメンバーが。
香り高い大吟醸酒や醸造酒のすっきりした飲み口の日本酒が好みだという彼は、
濃厚なお米の味わいとどっしりとしたコクの刺激が強すぎるのだという。
確かに日本酒の中でも純米酒は濃厚なお米の味わいとどっしりとしたコクが特徴ではあるのですが、
刺激が強すぎるという程毛嫌いするようなものではないと思い、
今回私が持ち寄った純米酒を飲ませてみたところ、
濃厚な味わいの中にも嫌味のないコクと香りを気に入ってもらったようで、
その日は彼が一番その純米酒を気に入って飲んでいたようでした。
つまり、
「純米酒」といえば、
醸造アルコールが添加されていない分、
素材や醸造技術がダイレクトに反映される種類の日本酒。
「純米酒」だからおいしい日本酒もあれば、 「純米酒」という売りだけでまずい純米酒もあります。
おそらく先ほどの彼は、
後者のまずい純米酒を飲んでしまって変な先入観を持ってしまったようです。
そこで今回は、
純米酒の中でも、
おすすめの純米酒を3銘柄ご紹介させていただきたいと思います。
もちろん、
おすすめといいながら、
入手困難な純米酒では意味がないので、
当サイトならでは、
ネット通販お取り寄せ可能なお酒をご紹介させていただきたいと思いますので、
皆さん最後まで楽しんでご覧になってくださいね!
純米酒の定義と特徴
大吟醸や純米吟醸、生酒や原酒など、
日本酒は歴史が長いお酒なだけに、
製法の違いや貯蔵方法によって名称が違ってくるのでわかりにくい、
というのが若者が日本酒になじみにくい一つの理由というのもよくわかります。
名称ごとの定義や特徴については、
また別の機会にご説明させていただきたいと思いますが、
今回は純米酒の定義と特徴について簡単にご説明させていただきたいと思います。
■純米酒の定義
吟醸・大吟醸・生酒・原酒などの、製法の違いや貯蔵方法による名称の違いの前の大前提に、
純米酒かそうでないか(本醸造酒と銘打っている場合もある)という大カテゴリーで分かれます。
何が違うかというと、
純米酒は醸造アルコールが添加されていない(原料は白米・米こうじ・水のみ)、
それ以外は醸造アルコールが添加されている(原料は白米・米こうじ・水と醸造アルコール)、
という違い。
例えば、
名称に「吟醸酒」「大吟醸酒」との記載だけなら醸造アルコールが添加されている、
「純米吟醸」「純米大吟醸」というように「純米」と記載があれば醸造アルコールが添加されておらず、
原料は白米・米こうじ・水のみの純米酒ということになります。
ちょっとわかりずらいのは、
純米酒は純米酒でも「特別純米」というような「特別」の文字がついている場合。
精米歩合60%以下という制約と純米酒の中でも特に香りと色味を強くした純米酒という意味ですが、
精米歩合60%以下という制約以外は特にこれといった決まりがあるわけではないのが現状。
あまり消費者は気にする必要はないのかもしれません。
人間「特別」という二文字に弱いですからね、
その心理を利用しているだけかもしれませんので、
特別純米酒だから「特別」旨いというわけではないということは断っておきます。
■純米酒の特徴
今までの説明で、純米酒とは醸造アルコールを使用していない、
白米・米こうじ・水のみを原料とした日本酒だということをご説明しました。
では逆に、
純米酒以外に使用される醸造アルコールにはどのような役割があるのでしょうか。
詳しくは、
絶対おすすめ本醸造酒ランキングをご参照いただきたいのですが、
ごく簡単に言うと、
酒質を安定させ後味すっきりの淡麗辛口にする為、
と今は理解しておいても良いです。
「今は」と書いたのは、
昔は醸造アルコールを添加する理由として、
お酒の量を水増しするために安価な醸造アルコールを使用していたということがありました。
そのことから一度は敬遠されていた醸造アルコールですが、
今は醸造アルコールを添加することでかえって飲みやすいお酒に仕上がり、 酒質も安定しやすいということで使用されています。
裏を返せば、
純米酒は濃厚なお米の香りとコクのある味わいと、
甘みさえ感じる旨みが濃縮していますし、
白米・米こうじ・水のみで勝負するわけですから素材の良さと杜氏の腕が試されるお酒だということになります。
だから、
おいしい純米酒はおいしいし、
純米酒とはいってもおいしくないものはおいしくないということなのです。
とはいえ、
これだけ日本全国にたくさんの純米酒がある中で、
本当においしい日本酒を探し出すのは至難の業。
そこで今回は、
独断と偏見ではありますが私がえりすぐりの純米酒を3銘柄ご紹介させていただきたいと思います。
もちろん、
ネット通販でお取り寄せ可能な純米酒のみをご紹介いたしますので、
皆さん最後まで楽しんでご覧になってくださいね!
おいしい純米酒のおすすめ3銘柄
■福島県:大七 純米生もと
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冷でももちろん楽しめますが、
燗にすると格段に旨みが増します。
「生もと」という製法にについては、
生酛(きもと)造りの日本酒
また、大七 純米生もとについては、
燗上がりする日本酒~大七 純米生酛(きもと)~口コミ・レビューもご参照ください。
■青森県:特別純米酒 田酒
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青森の銘酒で、「純米酒といえばコレ」というファンも多いです。
その理由は辛口ですっきりなのにコク深く、
余韻をいつまでも楽しみたくなる、
お酒好きにはたまらない純米酒だからです。
詳しくは田酒 特別純米の口コミ・レビューをご参照ください。
■青森県:陸奥八仙(むつはっせん)特別純米 赤ラベル 火入れ
陸奥八仙の中でも「特別純米 赤ラベル 火入れ」が一番のおすすめ。
比較的安価な価格帯ですが、
味わいは吟醸酒並みのフルーティな味わいと豊かなお酒の味わいが濃厚で、
芳醇甘口に属します。
だけど、
その後の炭酸のようなさわやかな酸が、
全体としてキレのある、
癖のない味わいを演出してくれますので、
初心者の方にもおすすめしたい銘柄です。
詳しくは、
陸奥八仙 特別純米 赤ラベル 火入れ 口コミレビューをご参照ください。
以上、
いかがでしたでしょうか。
純米酒ファンの方にとっては、
「もっとおいしい純米酒はあるぞ」とのお声もありそうですが、
断腸の思いで3銘柄を選ばせていただいたことをご了承ください。
また、
オススメの銘柄がございましたら、
私の舌で一度試して、
口コミレビューとして報告させていただきたいと思いますので、
忌憚なきご意見もお待ちしております。
以上、
川村でした。